イドリブ県では、シリア人権監視団によると、新興のアル=カーイダ系組織の一つアンサール・タウヒードが、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村北のザイトゥーン軍事基地を自作のロケット弾で砲撃し、兵士3人(士官1人を含む)が死亡、7人が負傷した。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カドゥーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、フライフィル村、マジュダリヤー村を砲撃し、「決戦」作戦司令室がこれに応戦した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタファス市でカイワーン家とズウビー家の若者どうしが口論の末に撃ち合いとなり、3人が死亡した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県10件、ラタキア県10件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, January 13, 2021、ANHA, January 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, January 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, January 13, 2021、Reuters, January 13, 2021、SANA, January 13, 2021、SOHR, January 13, 2021などをもとに作成。
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