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2014年4月26日のシリア情勢:諸外国の動き

ロイター通信(4月27日付)は、シリアでの化学兵器廃棄プロセスが90%以上完了するなか、西側の複数の外交・高官筋が、米英仏の諜報機関の情報だとして「アサド政権が化学兵器プログラムを完全に開示しておらず、化学兵器を拡散する能力を保持している」と発言し始めていると伝えた。

西側の複数の高官は、ロイター通信に対して「彼ら(アサド政権)がすべてを開示していないことを示す諜報を持っている」と述べたもの、アサド政権が隠蔽しているという化学兵器プログラムの規模に関して「大きい」としただけで、具体的な証拠は示さなかったという。

これに関して、バッシャール・ジャアファリー国連代表大使はロイター通信に「これらの国々(米英仏)は信頼できない…。もしそうした証拠を持っているのだというのなら、「極秘の証拠」があるふりをせずに、化学兵器禁止機関とそれを共有しなければならない」と批判した。

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ドイツ誌『フォークス』は、19日にトルコ領内アクチャカレ市近郊(ウルファ県)で発見、保護されたフランス人記者4人に関して、フランス政府がシリアの反体制武装集団に1,800米ドルの身代金を支払っていたと報じた。

AFP(4月26日付)が伝えた。

AFP, April 26, 2014、AP, April 26, 2014、ARA News, April 26, 2014、Champress, April 26, 2014、al-Hayat, April 27, 2014、Iraqinews.com, April 26, 2014、Kull-na Shuraka’, April 26, 2014、Naharnet, April 26, 2014、NNA, April 26, 2014、Reuters, April 26, 2014、SANA, April 26, 2014、UPI, April 26, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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