ラタキア県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機複数機が、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカッバーナ村一帯に対して爆撃を実施した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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イドリブ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月26日付)が複数の地元筋の話として伝えたところによると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村近くに設置されているトルコ軍の拠点が2月25日深夜から26日未明、シリア政府の支配下にあるカフルナブル市およびその一帯に対して砲撃を実施した。
砲撃は、シリア軍によるバーラ村一帯、ファッティーラ村などへの砲撃への対抗措置。
また「決戦」作戦司令室のシリア政府の支配下にあるサラーキブ市を砲撃した。
一方、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるシュグル・ダム、スッカリーヤ村、ザーウィヤ山地方のファッティーラ村、カンスフラ村、スフーフン村、バーラ村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。
これに対して、「決戦」作戦司令室は、シリア政府支配下のブライジュ村、ダーディーフ村一帯を砲撃した。
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アレッポ県では、ドゥラル・シャーミーヤ(2月26日付)によると、シリア軍がトルコの占領下にあるアフリーン市の住宅街を砲撃した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のサルマーニーヤ村一帯を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるジャースィム市西のアーリヤ村で何者かに殺害された男性の遺体が発見された。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を20件(イドリブ県10件、ラタキア県7件、アレッポ県2件、ハマー県1件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は13件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, February 26, 2021、ANHA, February 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, February 26, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, February 26, 2021、Reuters, February 26, 2021、SANA, February 26, 2021、SOHR, February 26, 2021などをもとに作成。
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