イドリブ県では、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファッティーラ村近郊のシリア軍拠点を砲撃し、兵士複数人が死傷(2021年3月1日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がザーウィヤ山地方のファッティーラ村近郊のシリア軍拠点を砲撃し、兵士複数人が死傷した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

ザーウィヤ山地方ではまた、シリア軍と「決戦」作戦司令室が、バーラ村一帯、ファッティーラ村、フライフィル村、カンスフラ村で砲撃戦を行った。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるサフワ村近郊に設置されている空軍情報部の検問所が正体不明の武装集団の襲撃を受け、兵士1人が死亡、2人が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を29件(イドリブ県11件、ラタキア県13件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 1, 2021、ANHA, March 1, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 1, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 1, 2021、Reuters, March 1, 2021、SANA, March 1, 2021、SOHR, March 1, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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