2014年4月29日のシリア情勢:大統領選挙をめぐる動き

ムハンマド・ジハード・ラッハーム人民議会議長は、大統領選挙に関する議会臨時会で、4人が新たに最高憲法裁判所に対して大統領選挙への立候補届出を行い、2014年4月29日付届出第8~11号として登録されたと発表した。

新たに立候補を届け出たのは、イッザ・ムハンマド・ワジーフ・ハッラーク女史(1962年、ダマスカス県生まれ)、アリー・ムハンマド・ワンヌース氏(1973年、ヒムス県生まれ)、タリーア・サーリフ・ナースィル氏(1967年、イドリブ県カフリーン村生まれ)、サミーフ・ミーハーイール・ムーサー氏(1963年、クナイトラ県ブタイハ村生まれ、キリスト教徒)の4人。

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ARA News, April 29, 2014

SANA(4月29日付)、ARA News(4月29日付)によると、各地で、バアス党支部、革命青年連合、シリア学生国民連合などの人民諸組織、教員組内などの職業諸組合が大統領選挙実施と軍による「テロとの戦い」の支持を訴える集会・デモ行進を開催した。

集会・デモ行進が行われたのは、バアス党ダマスカス大学支部前、同情報学部キャンパス、ダマスカス郊外県のカーラ市、ナブク市、ダイル・アティーヤ市、サッブーラ市、カタナー市、アルナ村、ブルダーン市、アシュラフィーヤ・サフナーヤー市、ハルジャラ市、クドスィーヤー郊外市、ハラスター郊外市、アレッポ市スィルヤーン地区、マハッタト・バグダード地区、スワイダー県のサルハド市、ダルアー市(タジャッマア地区)、タルトゥース市、ハサカ市(教育学部)、シーン町(ヒムス県)。

集会・デモ行進には、多数の市民や、青いTシャツを着た革命青年連合(人民諸組織の一つ)の若者が参加し、アサド大統領への支持を訴えたという。

AFP, April 29, 2014、AP, April 29, 2014、ARA News, April 29, 2014、Champress, April 29, 2014、al-Hayat, April 29, 2014、Iraqinews.com, April 29, 2014、Kull-na Shuraka’, April 29, 2014、Naharnet, April 29, 2014、NNA, April 29, 2014、Reuters, April 29, 2014、SANA, April 29, 2014、UPI, April 29, 2014などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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