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ロシア・トルコ・カタール外相会合:ラヴロフ外務大臣は「分離主義的計画の実施に反対する」と表明(2021年3月11日)

ロシア、トルコ、カタールは、カタールの首都ドーハで外相会合を開き、シリア情勢への対応などについて協議した。

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ロシアのセルゲイ・ラヴロフ外務大臣は会合後のカタールのムハンマド・ビン・アブドゥッラフマーン・アール・サーニー外務大臣、トルコのメヴリュト・チャヴシュオール外務大臣との共同記者会見で、国連安保理決議第2254号とシリア国民対話大会(2018年)に沿った政治プロセス以外にシリアでの危機を解決する方法はないことを改めて確認したと述べたうえで、制憲委員会の役割の重要性を強調した。

また、シリアの独立、主権、領土保全を尊重し、「分離主義的計画の実施に反対する」と表明した。

さらに、三カ国で人道支援、新型コロナウイルス感染症対策、市民インフラ復旧、難民帰還に向けた努力を続けると付言した。

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カタールのムハンマド外務大臣は、シリアへの人道支援と新型コロナウイルス対策のための支援を認めたことを明らかにした。

また、アラブ連盟におけるアサド政権の資格停止の理由は依然として続いているとしたうえで、国連決議第2254号に沿った政治変革が連盟復帰へのもっとも安全な方法だと付言した。

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トルコのチャヴシュオール外務大臣は、三カ国の外相が、シリア情勢への対応を協議するための会合を継続することを決定したとしたうえで、次回会合がトルコで行われると述べた。

また、アサド政権に圧力をかけて、膠着状態を打開し、政治的解決をもたらす必要があると強調した。

AFP, March 11, 2021、ANHA, March 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 11, 2021、Reuters, March 11, 2021、SANA, March 11, 2021、SOHR, March 11, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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