ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県西部のイルハーブ村とタカード村にあるシャーム解放機構の軍事拠点や倉庫に対して5回の爆撃を実施(2021年3月13日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のイルハーブ村とタカード村にあるシャーム解放機構の軍事拠点や倉庫に対して5回の爆撃を実施した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフルヤディーン村を砲撃し、女性1人が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のズィヤーラ町、マシーク村、ヒルバト・ナークース村、タッル・ワースィト村、シャーグーリート村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を17件(イドリブ県7件、ラタキア県4件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は15件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を5件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 13, 2021、ANHA, March 13, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 13, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 13, 2021、Reuters, March 13, 2021、SANA, March 13, 2021、SOHR, March 13, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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