シリア軍が「決戦」作戦司令室支配下のイドリブ県ザーウィヤ山地方、ハマー県ガーブ平原を砲撃(2021年3月19日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、スフーフン村、バーラ村一帯、カンスフラ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のアンカーウィー村、クライディーン村一帯を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるハーッラ市の公園で、治安機関の協力者として知られていた男性を狙ったと見られる爆発が発生し、この男性が死亡、子供3人が巻き添えとなり負傷した。

また、ダーイル町では空軍情報部のメンバー2人が何者かの発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を23件(イドリブ県15件、ラタキア県6件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は21件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を8件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 19, 2021、ANHA, March 19, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 19, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 19, 2021、Reuters, March 19, 2021、SANA, March 19, 2021、SOHR, March 19, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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