シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県、ハマー県各所を砲撃(2021年3月24日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のスフーフン村、バーラ村、カンスフラ村、フライフィル村、バイニーン村、ルワイハ村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村、アンカーウィー村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアイン・ズィクル村とタスィール町を結ぶ街道で、シリア政府との和解に応じた元武器密売業者1人が何者かの発砲を受けて死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を28件(イドリブ県14件、ラタキア県8件、アレッポ県3件、ハマー県3件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は24件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を7件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, March 24, 2021、ANHA, March 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 24, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, March 24, 2021、Reuters, March 24, 2021、SANA, March 24, 2021、SOHR, March 24, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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