「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県のカフル・カルミーン村とカフル・ナースィフ村を結ぶ街道で、シャーム解放機構が何者かの発砲を受け、2人死亡(2021年3月25日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・カルミーン村とカフル・ナースィフ村を結ぶ街道で、シャーム解放機構のメンバーが何者かの発砲を受け、2人が死亡した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

また、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサッハーラ村では、シャーム解放機構によって拘束されているイスラーム解放党メンバーの釈放を求めて、メンバーの妻たちが抗議デモを行った。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のフライフィル村、バイニーン村、バーラ村一帯、カンスフラ村を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のクライディーン村を砲撃した。

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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタッル・ザハブ町で、シリア政府との和解に応じた元反体制武装集団と軍事情報局が交戦、軍事情報局の兵士2人が死亡、双方合わせて9人が負傷した。

交戦の理由は不明。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市で、男性1人が正体不明の2人組によって銃で撃たれて死亡した。

殺害された男性は、逮捕経験があるという。

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ダマスカス郊外県では、サウト・アースィマ(3月25日付)によると、シリア政府の支配下にあるカナーキル村入り口に設置されているシリア軍の検問所の近くで爆弾が爆発し、兵士1人が負傷した。

AFP, March 25, 2021、ANHA, March 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, March 25, 2021、Reuters, March 25, 2021、SANA, March 25, 2021、Sawt al-‘Asima, March 25, 2021、SOHR, March 25, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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