シリア政府支配下の部族長や名士らが相次いで声明を出し、シリア政府と北・東シリア自治局の共同統治下にあるハサカ県カーミシュリー市で続く国防隊と内務治安部隊(アサーイシュ)の戦闘に関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍による住民への攻撃を非難した。
ハサカ県シリア部族長・名士評議会(ミーザル・ファーディル・ムスラト議長)は声明を出し、ハサカ県カーミシュリー市タイ地区の住民や住居に対するシリア民主軍の無差別攻撃、砲撃、狙撃を非難し、祖国シリアへの帰属、国土統一と主権の維持、分離主義への拒否、米国の占領拒否を表明した。
また、シリアのバッカーラ部族の部族長であるナウワーフ・ラーギブ・バシール氏は、カーミシュリー市タイ地区の住民に対するシリア民主軍の攻撃を非難した。
ダイル・ザウル県のシャンマル・ブーライル部族の部族長であるアフマド・マウフ・シャンマリー氏は、人民抵抗運動を活性化し、米国を放逐するため、ジャズィーラ地方(ユーフラテス川以東地域)に資金、武器、マンパワーの支援を行うべきだと主唱した。
スルス部族(アカイダート部族)の部族長であるズィーブ・ライイス・ナジュラス氏は、シリア民主軍の攻撃に立ち向かうため、ジャズィーラ地方のタイ部族と連帯するを表明した。
ハッラーシーン部族の部族長であるルクン・ウライウィー氏は、ジャズィーラ地方の部族とともに、米国、トルコを排斥し、ジャズィーラを「祖国のゆりかご」に復帰させるとの決意を示した。
SANA(4月24日付)が伝えた。
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ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にあるダイル・ザウル県スワル町の部族長・名士らが声明を出し、シリア北部および東部での安定と友愛を奪おうとするいかなる行為も拒否すると発表し、国防隊を非難した。
また、北・東シリア自治局ジャズィーラ地方カーミシュリー地区カーミシュリー郡立法評議会お声明を出し、地域で共存する諸集団の友愛を損ね、治安を見出す試みと、国防隊を非難した。
AFP, April 24, 2021、ANHA, April 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, April 24, 2021、Reuters, April 24, 2021、SANA, April 24, 2021、SOHR, April 24, 2021などをもとに作成。
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