イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のファッティーラ村、シャンナーン村、サルジャ村、フライフィル村、バイニーン村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
一方、ドゥラル・シャーミーヤ(5月7日付)などによると、シャーム解放機構に所属するアブー・バクル・スィッディーク旅団が、シリア政府の支配下にあるミラージャ村西のハッラーカート丘にあるシリア軍第5軍団の拠点を襲撃し、兵士5人を殺害、11人を負傷させた。
「決戦」作戦司令室はまた、シリア政府の支配下にあるハザーリーン村一帯を砲撃した。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるバスラトゥーン村に対するミサイル攻撃で、シャーム解放機構のメンバー2人が死亡、3人が負傷した。
シリア軍はまた、アターリブ市近郊でシャーム解放機構の車輌2台を地対地ミサイルで攻撃し、1人を殺害、2人を負傷させた。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県26件、ラタキア県8件、アレッポ県2件、ハマー県6件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は37件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, May 7, 2021、ANHA, May 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 7, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, May 7, 2021、Reuters, May 7, 2021、SANA, May 7, 2021、SOHR, May 7, 2021などをもとに作成。
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