アラビー・ジャディード(5月8日付)は、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のマズルーム・アブディー総司令官をはじめとする司令官の粛清が画策されていると伝えた。
粛清は、トルコのクルディスタン労働者党(PKK)への接近を好まず、米国のイニシアチブのもとにシリア・クルド民主評議会との接近を試みる司令官らに対するもので、PKKとシリア政府の連携のもとに準備されているという。
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ジャヒーシュ部族とブー・ハッターブ部族の部族長と名士らが声明を出し、シリア軍とともにトルコと米国の占領に対抗するとしたうえで、「永遠の指導者バッシャール・アサドこそが我々の選択肢だ」と主張、「米国とトルコの手先」の隊列に加わっているジャズィーラ地方の部族に離反を呼びかけた。
「米国とトルコの手先」とは、クルド民族主義組織の民主統一党(PYD)が主導するシリア民主軍、北・東シリア自治局のこと。
シリア人権監視団が伝えた。
AFP, May 8, 2021、ANHA, May 8, 2021、al-‘Arabi al-Jadid, May 8, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 8, 2021、Reuters, May 8, 2021、SANA, May 8, 2021、SOHR, May 8, 2021などをもとに作成。
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