ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月9日付)を公開し、5月8日に難民268人(うち女性80人、子供137人)が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民268人(うち女性80人、子供137人)、ヨルダンから帰国したのは0人。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は663,910人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者268,662人(うち女性80,755人、子ども136,744人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,749,518人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は893,190人(うち女性268,031人、子供455,235人)となった。
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一方、国内避難民126人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは123人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは3人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は3人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は85,904人(うち女性31,851人、子供31,417人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,354,500人(うち女性414,410人、子供675,183人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, May 9, 2021をもとに作成。
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