シリア人権監視団によると、イドリブ県のカフルルースィーン村とバーブ・ハワー国境通行所で5月10日に発生したトルコ軍車列襲撃事件に関して、アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊を名乗る組織が声明を出し、ナイラブ村でトルコ軍車輌によって子供をひき殺されたたことへの報復だと発表し、犯行を認めた。
シリア人権監視団によると、アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊は「ジハード主義組織」だという。
「NATOトルコ」軍所属の軍用車列がイドリブ県北部のバーブ・ハワー国境通行所を通過するのを狙う」と題された声明の内容は以下の通り:
アンサール・アブー・バクル・スィッディーク連隊の分隊が月曜日(5月10日)晩、カフルルースィーン村・バーブ・ハワー国境通行所間の街道に仕掛けた爆弾で、NATOトルコ軍の車列を狙った。これは、ナイラブ村で彼らが女児を殺害したことへの報復であり、装甲車1輌が破壊され、乗っていた兵士多数が死傷した。
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襲撃事件に関して、トルコ国防省はツイッターの公式アカウント(https://twitter.com/tcsavunma/)などを通じて声明を出し、兵士1人が死亡、4人が負傷したと発表した。
春の盾作戦地域(イドリブ県)の補給部隊が2021年5月10日にロケット攻撃を受け、兵士1人が殉教し、4人が負傷し直ちに病院に移送された。
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一方、シリア人権監視団によると、トルコ軍兵士1人が死亡、8人以上が負傷した。
AFP, May 11, 2021、ANHA, May 11, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 11, 2021、Reuters, May 11, 2021、SANA, May 11, 2021、SOHR, May 11, 2021などをもとに作成。
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