カーミシュリー県では、シリア人権監視団によると、軍事情報局とウンム・バーティナ村の地元名士らが、同村に潜伏を続けていた指名手配者とその家族30世帯(150人)をシリア北部に追放することで原則合意した。
合意に先だって、シリア軍は同地に増援部隊を派遣し、圧力をかけていた。
クナイトラ県では5月1日、シリア政府の支配下にあるジャッバー村近郊にあるシリア軍の拠点が正体不明の武装集団の襲撃を受けた。
事件を受けて、シリア軍は襲撃に関与した住民10人が居住するウンム・バーティナ村の名士と協議、10人の身柄引き渡しを要求するとともに、同村を包囲していた。
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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯、フライフィル村、スフーフン村、ファッティーラ村を砲撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるクルド山一帯を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアイン・ズィクル村で正体不明の武装集団が、シリア軍第112旅団の車輌1輌を襲撃し、兵士3人が死亡、2人が負傷した。
また、ジャムラ村近郊の街道で、男性1人とその妻が正体不明の武装集団の襲撃を受けて死亡した。
AFP, May 15, 2021、ANHA, May 15, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 15, 2021、Reuters, May 15, 2021、SANA, May 15, 2021、SOHR, May 15, 2021などをもとに作成。
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