5月1日にシリア政府の支配下にあるジャッバー村近郊で発生したシリア軍拠点に対する襲撃事件で指名手配となっていたウンム・バーティナ村の住民とその家族30世帯(約150人)が、通過を拒否されていたアレッポ県のアブー・ザンディーン村に設置されているトルコ占領地側の通行所から、シリア政府が用意した大型バスで再び政府支配地に戻り、シリア政府支配地域とシャーム解放機構が軍事・治安権限を握る支配地を隔てるアレッポ県のガザーウィーヤ村に移動、同地に設置されている通行所からシャーム解放機構支配地に入った。
移動は、シャーム解放機構が自治を委託しているシリア救国内閣が受け入れの意思を示す声明を出したのを受けたもの。
複数の消息筋によると、指名手配者とその家族30世帯は、イドリブ県のダイル・ハッサーン村に定住する予定だという。
ドゥラル・シャーミーヤ(5月22日付)が伝えた。
AFP, May 22, 2021、ANHA, May 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 22, 2021、Reuters, May 22, 2021、SANA, May 22, 2021、SOHR, May 22, 2021などをもとに作成。
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