ファイサル・ミクダード外務在外居住者大臣は最高司法選挙委員会のサーミル・ラムズーク委員長と会談し、5月20日に各国の在外公館で実施された大統領選挙在外投票の結果を手渡した。
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ミクダード外務在外居住者大臣は会談後の記者会見で、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍に求められているのが選挙を円滑に実施することで、彼らもまた投票すべきだと述べた。
ミクダード外務在外居住者大臣は次のように述べた。
46のシリア大使館での在外投票は、円滑且つ自由と民主主義の素晴らしい雰囲気のなかで実施された。
オーストラリアのシドニーから地理に至る世界の隅々で、数百人、数千人、数万人のシリア人が自らの大使館に押し寄せ、自らが祖国とともにあり、選挙権を行使できることを世界に示した…。また、権利行使を阻止しようとする者たちに、シリア人の権利に攻撃を仕掛ける者が敗北するということを示した。
シリアの市民数万人がレバノン全土からベイルートのシリア大使館に向かった。彼らに対する野蛮な襲撃がなければ、投票は2日、3日、4日と続いただろう。
我々は、この事件に対応する責任がレバノン政府にあると考えている…。シリアは、暴徒によってレバノンでの権利行使を阻止されたすべての国民が、シリアに帰国し、権利を行使することを歓迎する。
シリア人の完全で門戸を閉ざし、彼らが選挙権を行使するのを許さなかった国がある。その国の国民、そしてその国に在住するシリア人は、彼ら、そして彼らの国が高らかに謳っている民主主義の嘘を審判すべきだ。なぜなら、それは正しい民主主義ではないからだ。いかなる方法であれ、大使館がシリア・アラブ共和国の領土である限り、そうしたことは決して正当化されない。外交関係に関するウィーン条約によると、国家がこのような抑圧的で、道徳的に容認し得ない行動に訴えることは禁じられている。
シリア国内での大統領選挙は、民衆の参加によって豊かなものとなり、それを歪めようとするプロパガンダと相反して、シリア人の意見が表明される場となるだろう…。それは、米国での選挙の茶番劇よりも数千倍も優れたものになるだろう。
シリア人は今後数時間で改めて、自らが祖国、復興、テロとの戦いに専心していること、自らが、祖国と軍に寄り添い、最終勝利を実現するまで邁進することを証明するだろう。
その後、記者団からの質問に対して、ミクダード外務在外居住者大臣は、北・東シリア自治局の支配地域での投票について以下のように述べた。
自称「シリア民主軍」が選挙を円滑に実施することを求められれば、彼らもまた投票するだろう。
彼らが真のシリア人なら、支配地域のシリア市民の自由と民主主義を完全に行使して、この選挙の実施に専念しなければならない。
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SANA(5月23日付)などが伝えた。
AFP, May 23, 2021、ANHA, May 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 23, 2021、Reuters, May 23, 2021、SANA, May 23, 2021、SOHR, May 23, 2021などをもとに作成。
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