ロシア難民受入移送居住センター:難民317人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は669,985人に(2021年5月29日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(5月29日付)を公開し、5月28日に難民317人(うち女性95人、子供162人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民317人(うち女性95人、子供162人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は669,985人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者274,737人(うち女性82,580人、子ども139,843人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,754,006人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は899,265人(うち女性269,856人、子供458,334人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は86,858人(うち女性32,165人、子供31,628人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,355,455人(うち女性414,724人、子供675,394人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, May 29, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts