WHOがシリア政府に供与した新型コロナウイルス感染症ワクチンの一部が空路で北・東シリア自治局支配地に運搬され、医療従事者が接種(2021年5月29日)

北・東シリア自治局保健委員会(保健省に相当)のジュワーン・ムスタファー共同議長は、ANHA(5月29日付)に対して、自治局が世界保健機関(WHO)から新型コロナウイルス感染症ワクチン17,500本を入手したことを明らかにした。

ムスタファー共同議長によると、WHOは、5月初めに、アストラゼネカ社製のワクチン203,000本をシリア政府に提供、その一部がダマスカス国際空港からハサカ県のカーミシュリー国際空港(シリア政府が管理)に運搬され、北・東シリア自治局当局に提供されたという。

提供されたワクチンは、医療従事者スタッフに優先的に接種され、数日前からハサカ市で接種が開始されたという。

 

AFP, May 29, 2021、ANHA, May 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 29, 2021、Reuters, May 29, 2021、SANA, May 29, 2021、SOHR, May 29, 2021などをもとに作成。

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