シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の治安部隊が大統領選挙で政府支持を表明した住民の逮捕を続ける(2021年5月30日)

シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構(旧シャームの民のヌスラ戦線)に所属する治安部隊の総合治安機関はフェイスブックのアカウント(https://www.facebook.com/GE.SE.SE1/)などを通じて声明を出し、5月29日に早朝から、イドリブ県のサルキーン市およびその周辺、ジスル・シュグール市およびその周辺で「犯罪者体制の手先とその元締め、容疑者」に対する治安活動を実施していると正式に発表した。

総合治安機関はまたフェイスブックなどを通じて、サルキーン市、ジスル・シュグール市での摘発の写真を公開した。

サルキーン市

ジスル・シュグール市

 

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シリア人権監視団によると、シャーム解放機構の治安部隊が前日に続いて、サルキーン市、ダーナー市、イドリブ市、ハーリム市、ジスル・シュグール市およびその周辺の農村地帯など軍事・治安権限を掌握する地域で、大統領選挙期間中に政府支持を表明したとされる住民多数を拘束した。

AFP, May 30, 2021、ANHA, May 30, 2021、al-Durar al-Shamiya, May 30, 2021、Reuters, May 30, 2021、SANA, May 30, 2021、SOHR, May 30, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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