イドリブ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるダール・カビーラ村一帯を砲撃し、シリア軍兵士2人が死亡した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
「決戦」作戦司令室はまた、ザーウィヤ山地方のルワイハ村一帯、フライフィル村一帯でシリア軍と交戦した。
これに対して、シリア軍は「決戦」作戦司令室の支配下にあるイフスィム町、バーラ村、イブリーン村、バルシューン村、ジューズィフ村、アブディーター村、アルナバ村、ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村、スフーフン村を砲撃、アブディーター村ではシャーム解放機構の戦闘員2人が死亡した。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原ジューリーン村一帯を砲撃した。
一方、シリア軍は、ガーブ平原のズィヤーディーヤ村で車1台を地対地ミサイルで攻撃、これを破壊した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県16件、ラタキア県11件、アレッポ県0件、ハマー県2件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は31件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を9件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, June 17, 2021、ANHA, June 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 17, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 17, 2021、Reuters, June 17, 2021、SANA, June 17, 2021、SOHR, June 17, 2021などをもとに作成。
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