イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアリーハー村近郊のバザーブール村、ザーウィヤ山地方各所を砲撃し、バザーブール村では女性1人と子供1人を含む6人が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
なお、イドリブ県、ハマー県、ラタキア県各所へのシリア軍の砲撃は100回以上に及んだ。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村に近いフールー村、バフサ村を砲撃した。
これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるズィヤーラ町、ザイズーン村、アンカーウィー村を砲撃した。
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ラタキア県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるトルコマン山地方、クルド山地方のトゥッファーヒーヤ村一帯を砲撃した。
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ヒムス県では、シリア人権監視団によると、タルビーサ市の入り口に設置されているアサド大統領の看板が何者かによって破壊された。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるタスィール町でシリア軍に協力する住民1人が遺体で発見された。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を35件(イドリブ県18件、ラタキア県12件、アレッポ県4件、ハマー県1件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は31件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を15件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, June 18, 2021、ANHA, June 18, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 18, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 18, 2021、Reuters, June 18, 2021、SANA, June 18, 2021、SOHR, June 18, 2021などをもとに作成。
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