スペインのカタルーニャ州の使節団がシリアに不法入国し、ラッカ市にある北・東シリア自治局の執行評議会の分所を訪問(2021年6月24日)

スペインのカタルーニャ州の使節団がシリアに不法入国し、ラッカ県ラッカ市にある北・東シリア自治局の執行評議会の分所を訪問した。

ラッカ市の執行評議会分所を訪問したのは、カタルーニャ自治州議会のエルリヤ・レゴヴァト議員、ロビン・ワゲンスビグ議員ら。

北・東シリア自治局側は、アブドゥルハーミド・マフバーシュ執行評議会共同議長、ハムダーン・アブド同共同副議長、アミーナ・ウースィー顧問が対応した。

両者の会合は非公式で行われた。

使節団は、ハサカ市を訪問後、ラッカ市に入り、6月24日にはアレッポ県アイン・アラブ(コバネ)市を訪問する予定。

ワゲンスビグ議員は「我々は自治局がこれらの地域を解放した後、短期間でさまざまな成果を達成したことを確認した」と述べた。

これに対して、アブド共同副議長は、「我々は最近になって、さまざまな欧州諸国との外交活動が緊密化していることを注視している…。カタロニア議員の使節団は多大な努力を要した行動の現状…、その特性を知る機会を得た」としたうえで、会談で難民・国内避難民(IDPs)やフール・キャンプなどの現状などについて意見を交わしたことを明らかにした。

ANHA(6月24日付)が伝えた。

AFP, June 24, 2021、ANHA, June 24, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 24, 2021、Reuters, June 24, 2021、SANA, June 24, 2021、SOHR, June 24, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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