イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方に潜入を試み、「決戦」作戦司令室が応戦、カフルルーマー村一帯で戦闘となった。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シリア軍はまた、クマイナース村、ファッティーラ村、フライフィル村、バイニーン村などを砲撃した。
一方、「決戦」作戦司令室の支配下にあるサルキーン市でトルキスタン・イスラーム党の経済部門責任者が乗った車に仕掛けられた爆弾が爆発、乗っていた責任者が負傷した。
このほか、トルコ軍憲兵隊が「決戦」作戦司令室支配下のハーリム市近郊から越境を試みたアレッポ県ダイル・ハーフィル市出身の青年を射殺した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を31件(イドリブ県17件、ラタキア県7件、アレッポ県4件、ハマー県3件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は26件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を29件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, June 25, 2021、ANHA, June 25, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 25, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, June 25, 2021、Reuters, June 25, 2021、SANA, June 25, 2021、SOHR, June 25, 2021などをもとに作成。
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