シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構の広報関係局は、チェチェン人やレバノン人戦闘員から構成されるジュヌード・シャーム(ムスリム・アブー・ワリード・シーシャーニーが指導)に対して、イドリブ県から退去を要請し、そのための猶予を与えているとの情報が流れていることに関して、声明を出し、いきさつを明らかにした。
声明によると、シャーム解放機構は数ヶ月にわたり、治安案件にかかる犯罪者や指名手配者に対する治安作戦を続けているが、その過程で、一部犯罪者・指名手配者が、ジュヌード・シャームをはじめとする複数の小規模な組織に身を隠しおり、シャーム解放機構は、事態に対処するため、これらの組織の司令官と連絡をとり、犯罪者の引き渡しや処罰に協力するよう要請したという。
そのうえで、ジュヌード・シャームはこの要請に応じたと主張、追放を要請しているとの情報に根拠はないと強調した。
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シャーム解放機構の広報関係局長のタキーッディーン・ウマル氏は、クルド民族主義系の複数のメディアが、イドリブ県でレバノン人記者とモーリタニア人記者の2人が拘束されていると報じていることに関して、これを否定した。
AFP, June 29, 2021、ANHA, June 29, 2021、al-Durar al-Shamiya, June 29, 2021、Reuters, June 29, 2021、SANA, June 29, 2021、SOHR, June 29, 2021などをもとに作成。
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