イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるM4高速道路沿線のアリーハー村一帯を砲撃し、3人が負傷した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
シリア軍はまた、ザーウィヤ山地方のダイル・サンバル村、バイニーン村に対して砲撃を行った。
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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるガーブ平原のジューリーン村を砲撃した。
これに対して、シリア軍も「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村を砲撃した。
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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市内のウマリー・モスク前の広場で、ロシア軍が6月23日からシリア政府との和解に応じたダルアー市在住の反体制武装集団の元メンバーらに対して、個人で所有する武器(小銃、機関銃など約200丁)の引き渡しを求めて、同市旧市街とマハッタ地区にいたる街道を封鎖していることに抗議するデモが行われた。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を41件(イドリブ県15件、ラタキア県16件、アレッポ県7件、ハマー県3件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は31件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, July 2, 2021、ANHA, July 2, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 2, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 2, 2021、Reuters, July 2, 2021、SANA, July 2, 2021、SOHR, July 2, 2021などをもとに作成。
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