シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方、M4高速道路沿線を砲撃(2021年7月4日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ラーミー村、バルシューン村、バルユーン村、マシューン村など、M4高速道路沿線のアリーハー村の西に位置するカフルシャラーヤー村を砲撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるインヒル市で正体不明の武装集団がシリア軍第5軍団を襲撃、兵士1人が死亡、1人が負傷した。

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クナイトラ県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるアスバフ村で正体不明の武装集団が住民に発砲し、1人が死亡、複数が負傷した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を42件(イドリブ県18件、ラタキア県11件、アレッポ県5件、ハマー県8件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は31件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を27件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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