ダイル・ザウル県では、SANA(7月4日付)によると、ダイル・ザウル民政評議会(北・東シリア自治局)の支配下にある国内最大の油田地帯、ウマル油田に違法に設置されている米軍の基地が何者かの砲撃を受け、迫撃砲弾多数が着弾した。
砲撃を受けた直後、米軍は基地一帯を封鎖した。
死傷者の有無は不明。
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これに関して、人民防衛隊(YPG)主体のシリア民主軍のファルハード・シャーミー広報センター長は、「我が部隊がダーイシュ(イスラーム国)のセル追跡のための前哨基地としているウマル油田の西側に何者かが発射したロケット弾2発が着弾した…。我が戦闘員に何らの被害も記録されていない」と発表した。
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シリア人権監視団によると、砲撃を行ったのは、シリア政府支配下のマヤーディーン市近郊に展開する「イランの民兵」。
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アイン・フラート(7月5日付)によると、ウマル油田に設置されている米主導の有志連合の基地も4日深夜から5日未明にかけて、マヤーディーン市一帯の「イランの民兵」拠点に対してミサイル攻撃を行った。
攻撃に際して、有志連合の航空機が同市上空を旋回したという。
AFP, July 4, 2021、ANHA, July 4, 2021、‘Ayn al-Furat, July 4, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 4, 2021、Reuters, July 4, 2021、SANA, July 4, 2021、SOHR, July 4, 2021などをもとに作成。
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