シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県南部のクークフィーン村にあるトルコ軍の拠点一帯を砲撃(2021年7月7日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県南部のクークフィーン村にあるトルコ軍の拠点一帯に対して砲撃を行った。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるジューリーン村を砲撃した。

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ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるマターイヤ村で、シリア軍第5軍団に所属する第8旅団の部隊が指名手配者らの摘発中に抵抗を受け、戦闘により指名手配者のリーダー1人、兵士1人が死亡、兵士4人が負傷した。

また、ナーフィア村とアイン・ズィクル村を結ぶ街道で、シリア軍第112旅団の装甲車の通過に合わせて道路に仕掛けられていた爆弾が爆発し、兵士4人が死亡した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を30件(イドリブ県14件、ラタキア県11件、アレッポ県1件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は25件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を1件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, July 7, 2021、ANHA, July 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 7, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, July 7, 2021、Reuters, July 7, 2021、SANA, July 7, 2021、SOHR, July 7, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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