ロシア難民受入移送居住センター:難民306人が新たに帰還、2018年半ば以降帰還した難民は686,435人に(2021年7月22日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月22日付)を公開し、7月21日に難民306人(うち女性92人、子供156人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民306人(うち女性92人、子供156人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は686,435人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者291,187人(うち女性87,515人、子ども148,227人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は915,715人(うち女性274,791人、子供466,718人)となった。

**

一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。

2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は93,541人(うち女性35,306人、子供32,727人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,362,137人(うち女性417,865人、子供676,493人)。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 22, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

SyriaArabSpring

Recent Posts