シリア・ロシア軍の封鎖が続いていたダルアー市で元反体制武装集団メンバー50人の武装解除と社会復帰を骨子とする合意が交わされる(2021年7月23日)

ダルアー県では、シリア人権監視団によると、シリア政府の支配下にあるダルアー市で、元反体制武装集団メンバー50人の武装解除と社会復帰を骨子とする合意が交わされた。

合意は元反体制武装集団メンバーを代弁する交渉委員会とシリア政府側の治安委員会の間で交わされた。

合意は、①元反体制武装集団メンバーの武装解除、②元反体制武装集団メンバー135人の社会復帰、③治安部隊の展開、④シリア軍部隊の撤退、を骨子とする。

ダルアー市では、シリア・ロシア軍が6月23日に政府との和解に応じたダルアー市在住の反体制武装集団の元メンバーらに対して、個人で所有する軽火器(約200丁)の引き渡しを求め、ダルアー市ダルアー・バラド地区とマハッタ地区にいたる街道を封鎖し、元メンバーらに圧力をかけていた。

AFP, July 23, 2021、ANHA, July 23, 2021、al-Durar al-Shamiya, July 23, 2021、Reuters, July 23, 2021、SANA, July 23, 2021、SOHR, July 23, 2021、July 24, 2021などをもとに作成。

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