ロシア難民受入移送居住センター:難民307人と国内避難民(IDPs)538人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は687,337人、2019年以降帰還したIDPsは94,079人に(2021年7月25日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月25日付)を公開し、7月24日に難民307人(うち女性92人、子供157人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民307人(うち女性92人、子供157人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は687,337人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者292,089人(うち女性87,786人、子ども148,687人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は916,617人(うち女性275,062人、子供467,178人)となった。

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一方、国内避難民538人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは538人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は94,079人(うち女性35,595人、子供32,785人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,362,675人(うち女性418,154人、子供676,551人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, July 25, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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