ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報(7月29日付)を公開し、7月28日に難民312人(うち女性94人、子供159人)が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民312人(うち女性94人、子供159人)、ヨルダンから帰国したのは0人。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は688,592人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者293,344人(うち女性88,164人、子ども149,327人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,773,175人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は917,560人(うち女性275,346人、子供467,659人)となった。
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一方、国内避難民260人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは260人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。
グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は3人だった。
これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は94,674人(うち女性35,866人、子供32,847人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,363,270人(うち女性418,425人、子供676,613人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, July 29, 2021をもとに作成。
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