イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が前日に続いてシャーム解放機構が軍事・治安権限を握るイドリブ市西のアイン・シーブ村近郊にある軍事拠点を6回にわたり爆撃した。
また、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、ファッティーラ村、シャンナーン村一帯を砲撃し、カンスフラ村でシリア軍の砲撃で、子供4人が死亡した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるカフル・ヌーラーン村を砲撃し、住民多数が負傷した。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を20件(イドリブ県11件、ラタキア県4件、アレッポ県2件、ハマー県3件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は20件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を18件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, August 20, 2021、ANHA, August 20, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 20, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 20, 2021、Reuters, August 20, 2021、SANA, August 20, 2021、SOHR, August 20, 2021などをもとに作成。
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