ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のカンスフラ村、マルイヤーン村、マウザラ村一帯を爆撃(2021年8月22日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のカンスフラ村、マルイヤーン村、マウザラ村一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

シリア軍も、マウザラ村、バイニーン村、シャンナーン村一帯を砲撃した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のヒルバト・ナークース村、サルマーニーヤ村、クライディーン村、カーヒラ村、アンカーウィー村、ダクマーク村、ザクーム村を砲撃した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるカフル・ハラブ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県9件、ラタキア県8件、アレッポ県3件、ハマー県4件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を17件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, August 22, 2021、ANHA, August 22, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 22, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 22, 2021、Reuters, August 22, 2021、SANA, August 22, 2021、SOHR, August 22, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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