ダルアー市ダルアー・バラド地区に立て籠もっていた武装解除拒否者とその家族79人が新たにシリア北部に移送される(2021年8月26日)

ダルアー県では、SANA(8月26日付)によると、シリア政府側の治安委員会と、武装解除を拒否する元反体制武装集団メンバーを代表する中央委員会がロシア軍使節団の仲介により交わした合意に沿って、武装解除拒否者45人とその家族がシリア政府によって用意された大型バス2台に分乗し、立て籠もりを続けていたダルアー市ダルアー・バラド地区から、シリア北部のトルコ占領地に移送された。

シリア人権監視団によると、退去したのは武装解除拒否者45人とその家族(女性と子供)34人の合わせて79人

武装解除拒否者が移送されるのは8月24日に続いて2回目。

 

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一方、シリア人権監視団によると、シリア軍の食糧配給用の車輌がナワー市とシャイフ・マスキーン市を結ぶ街道を走行中に、道路に仕掛けられていた爆弾が爆発、その後正体不明の武装集団の襲撃を受けた。

SANA(8月26日付)によると、この襲撃により、兵士1人が死亡、8人が負傷した。

また、ナワー市南西で判事1人が正体不明の武装集団に銃で撃たれて死亡した。

これに対して、シリア軍は、タファス市を砲撃し、女性1人が死亡、5人が負傷した。

AFP, August 26, 2021、ANHA, August 26, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 26, 2021、Reuters, August 26, 2021、SANA, August 26, 2021、SOHR, August 26, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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