ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるイドリブ県ザーウィヤ山地方のバーラ村一帯とマジュダリヤー村一帯を8回にわたって爆撃(2021年8月27日)

イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるザーウィヤ山地方のバーラ村一帯とマジュダリヤー村一帯を8回にわたって爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

一方、SANA(8月27日付)によると、「テロ・グループ」(「決戦」作戦司令室)がシリア政府の支配下にあるシャトハ町を砲撃し、砲弾1発が着弾した。

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アレッポ県では、シリア人権監視団によると、「決戦」作戦司令室がシリア政府の支配下にあるミーズナール村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を24件(イドリブ県14件、ラタキア県7件、アレッポ県1件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

 

AFP, August 27, 2021、ANHA, August 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, August 27, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, August 27, 2021、Reuters, August 27, 2021、SANA, August 27, 2021、SOHR, August 27, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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