ロシア難民受入移送居住センター:難民289人と国内避難民(IDPs)337人が新たに政府支配地域に帰還、2018年半ば以降帰還した難民は700,048人、2019年以降帰還したIDPsは98,948人に(2021年9月5日)

ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、9月4日に難民298人(うち女性87人、子供47人)が新たに帰国したと発表した。

このうちレバノンから帰国したのは難民298人(うち女性87人、子供47人)、ヨルダンから帰国したのは0人。

これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は700,048人となった。

内訳は、レバノンからの帰還者304,800人(うち女性91,604人、子ども155,168人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者395,248人(うち女性118,618人、子ども201,569人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。

43カ国で難民登録したシリア人の数は6,785,079人。

なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は929,039人(うち女性278,793人、子供473,512人)となった。

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一方、国内避難民337人が新たに帰宅した。

ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは306人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは31人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは0人だった。

グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は31人だった。

これにより、2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は98,948人(うち女性37,835人、子供33,270人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,367,544人(うち女性420,394人、子供677,036人)となった。

Ministry of Defence of the Russian Federation, September 5, 2021をもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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