『タイムズ』(5月15日付)は、シリア国内で取材を行っていたアンソニー・ロイド記者とカメラマンのジャック・ヒル氏がアレッポ市内で取材中に反体制武装集団に拘束され、逃げようとしたところ、脚を銃で撃たれるなどの暴行を受けた報じた。
同紙によると、その後、イスラーム戦線の司令官の計らいで、2人は釈放され、14日にトルコ領内に入ったという。
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英国のロンドンで、シリアの友連絡グループ外相会合が開かれた。
会合に参加したのは、米英仏独伊、ヨルダン、カタール、サウジアラビア、トルコ、エジプト、UAEだが、エジプトとUAEは外務大臣を派遣しなかった。
会合後の記者会見で、ジョン・ケリー国務大臣は、反体制勢力への政治、経済、軍事、人道支援の強化と、アサド政権への圧力の強化などについて重点的に議論したと語った。
ケリー国防大臣は、シリアの現状がアサド政権にとって有利に働いていると認めたうえで、こうした状況が長く続くことはないだろうと述べたが、反体制勢力への支援、とりわけ軍事支援に関して、具体的な内容を示すことはなかった。
ケリー国防大臣はまた、アサド政権が塩素ガスを使用したとの反体制勢力の主張に関して、そのことを示す「生データ」があるとして真偽を断言することを避けつつ、「それが証明されれば、化学兵器禁止条約に反するものとなる」と述べた。
『ハヤート』(5月16日付)によると、会合では、6月3日に投票が予定されているシリア大統領選挙が、正統性を欠き、国際社会のシリアへの見方を変更するものではない、という点を確認したという。
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英国のウィリアム・ヘイグ外務大臣は、米国に続いて、シリア革命反体制勢力国民連立のロンドンの事務所を正式な「在外公館」として承認することを決定したと発表した。
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ジェニファー・サキ米国務省報道官は、ジュネーブ2会議再開(第3ラウンド)の是非に関して、アサド政権が移行期統治機関の設置を受諾するか否かにかかっていると述べる一方、「アサド政権はまた、次期大統領選挙の茶番を延期しなければならない」と述べ、大統領選挙が移行期統治機関の設置を定めているジュネーブ合意に反していると批判した。
AFP, May 15, 2014、AP, May 15, 2014、ARA News, May 15, 2014、Champress, May 15, 2014、al-Hayat, May 16, 2014、Kull-na Shuraka’, May 15, 2014、al-Mada Press, May 15, 2014、Naharnet, May 15, 2014、NNA, May 15, 2014、Reuters, May 15, 2014、SANA, May 15, 2014、The Times, May 15, 2014、UPI, May 15, 2014などをもとに作成。
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