ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるアレッポ県ダーラ・イッザ市一帯を爆撃(2021年9月14日)

アレッポ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍戦闘機が「決戦」作戦司令室の支配下にあるダーラ・イッザ市一帯を爆撃した。

「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。

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イドリブ県では、シリア人権監視団によると、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構がシリア政府の支配下にあるジャッラーダ村にあるシリア軍の拠点複数カ所を砲撃し、兵士や民兵多数が負傷した。

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ハマー県では、シリア人権監視団によると、シリア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にあるガーブ平原のカーヒラ村、マンスーラ村を砲撃した。

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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を27件(イドリブ県14件、ラタキア県5件、アレッポ県6件、ハマー県2件)確認したと発表した。

シリア政府によると、停戦違反は20件。

一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を12件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。

AFP, September 14, 2021、ANHA, September 14, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 14, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, September 14, 2021、Reuters, September 14, 2021、SANA, September 14, 2021、SOHR, September 14, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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