ダマスカス郊外県のダイル・アリー、ティシュリーン両火力発電所にガスを供給するアラブ・ガス・パイプラインが何者かのテロ攻撃を受け、ガス供給量が低下、首都ダマスカスが停電に(2021年9月17日)

ダマスカス郊外県では、SANA(9月17日付)によると、エジプトのシナイ半島から、ヨルダン、シリア、レバノンに天然ガスを運ぶアラブ・ガス・パイプラインが、ダマスカス郊外県のヒッラーン・アワーミード町近郊でテロ攻撃により被害を受け、ダイル・アリー火力発電所とティシュリーン火力発電所へのガスの供給量が低下し、首都ダマスカスが停電となった。

ガッサーン・ザーミル電力大臣は、国営のシリア・テレビ(9月17日付)の取材に対して、攻撃によって発電所へのガスの供給量が半分以下に低下したとしたうえで、1時間以内に停電は解消されるだろうと述べた。

AFP, September 17, 2021、ANHA, September 17, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 17, 2021、Reuters, September 17, 2021、SANA, September 17, 2021、SOHR, September 17, 2021、Syria TV, September 17, 2021などをもとに作成。

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