ヨルダンの首都アンマンで9月27日に開幕していたシリア・ヨルダン閣僚拡大会合が2日間にわたる審議を経て閉幕した。
拡大会合には、シリア側からムハンマド・サーミル・ハリール経済対外通商大臣、タンマーム・ラアド水資源大臣、ムハンマド・ハッサーン・カトナー農業・農業改革大臣、ガッサーン・ザーミル電力大臣が出席し、通商、運輸、電力、農業、水資源といった分野での二国間協力関係の強化について協議していた。
SANA(9月28日付)によると、両国閣僚は会合を通じて、両国の経済協力のレベル向上や通商、運輸、送金などにかかる困難に対処するためのビジョンを持ち、エネルギー、水利、農業などの分野での協力関係を強化することの重要性を確認した。
通商・工業部門において、両国閣僚は、通商強化に向けた重要産品リストを交わすとともに、両国自由貿易地域再開に必要な措置について意見を交わした。
水利部門においては、1987年の合意に基づいて設置された両国水利委員会の活動を再開することを合意した。
運輸部門においては、貨物や旅行者の移動を円滑化するための方途について協議が行われるとともに、10月3日付でロイヤル・ヨルダン航空のシリア・ヨルダン間の旅客便の運航を再開することが発表された。
エネルギー、電力部門においては、両国送電網の再開の方途について意見が交わされるとともに、シリアの電力省、とヨルダンのエネルギー鉱物資源省によって構成されるシリア・ヨルダン合同技術委員会を発足させることを合意した。
農業部門においては、研究、食品衛生にかかる科学技術農業協定を発展させることを合意したほか、両国間での取引を調整することを目的とした農産品および農業関連アジェンダのリストを交わした。
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ペトラ通信(9月28日付)によると、シリアの閣僚らは、ビシュル・カサーウナ首相を表敬訪問した。
AFP, September 27, 2021、ANHA, September 27, 2021、al-Durar al-Shamiya, September 27, 2021、Petra, September 27, 2021、Reuters, September 27, 2021、SANA, September 27, 2021、SOHR, September 27, 2021などをもとに作成。
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