イドリブ県では、シリア人権監視団によると、ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配下にある県西部のブサンクール村を爆撃した。
「決戦」作戦司令室は、シリアのアル=カーイダであるシャーム解放機構とトルコの庇護を受ける国民解放戦線(シリア国民軍)などからなる武装連合体。
この爆撃で、シャーム解放機構の精鋭部隊アサーイブ・ハムラー(赤鉢巻)部隊の本部が狙われ、1人が死亡、7人が負傷した。
ロシア軍が「決戦」作戦司令室の支配地を爆撃するのは4日ぶり。
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ロシア国防省は声明を出し、過去24時間で「緊張緩和地帯設置にかかる覚書」への違反を11件(イドリブ県6件、ラタキア県1件、アレッポ県4件、ハマー県0件)確認したと発表した。
シリア政府によると、停戦違反は3件。
一方、トルコ側の監視チームは、停戦違反を6件確認したと発表した(ただし、ロシア側はこれらの違反を確認していない)。
AFP, October 7, 2021、ANHA, October 7, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 7, 2021、Ministry of Defence of the Russian Federation, October 7, 2021、Reuters, October 7, 2021、SANA, October 7, 2021、SOHR, October 7, 2021などをもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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