ロシア軍戦闘機複数機がトルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域内に位置するマーリア市一帯を再び爆撃(2021年10月12日)

アレッポ県では、ANHA(10月12日付)によると、ロシア軍戦闘機複数機が11日深夜、トルコ占領下のいわゆる「ユーフラテスの盾」地域内に位置するマーリア市一帯を爆撃した。

ロシア軍戦闘機による同地への爆撃はこの数日でこれで5回目。

一方、「ユーフラテスの盾」地域のバーブ市と「オリーブの枝」地域のアフリーン市で爆発が発生した。

このほか、シリア人権監視団によると、アフリーン市内でシリア国民軍所属のシャーム戦線のメンバー2人が、ダマスカス郊外県東グータ地方出身のイスラーム軍メンバー1人を殺害した。

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ハサカ県では、ANHA(10月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるタッル・タムル町近郊のタッル・ジュムア村とタッル・カイフジー村を砲撃した。

いずれの村もアッシリア教徒が暮らしている。

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ラッカ県では、ANHA(10月12日付)によると、トルコ軍とシリア国民軍がシリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあるアイン・イーサー市近郊のムシャイリファ村同地近郊の穀物サイロ、サイダー村、M4高速道路沿線を砲撃した。

AFP, October 12, 2021、ANHA, October 12, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 12, 2021、Reuters, October 12, 2021、SANA, October 12, 2021、SOHR, October 12, 2021などをもとに作成。

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