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捕虜逮捕者支援委員会の代表を務めるミドハト・サーリフ・サーリフ元人民議会議員がクナイトラ県でイスラエル軍の銃撃を受けて死亡(2021年10月16日)

SANA(10月16日付)は、捕虜逮捕者支援委員会の代表を務めるミドハト・サーリフ・サーリフ元人民議会議員がクナイトラ県でイスラエル軍の銃撃を受けて死亡したと伝えた。

サーリフ元議員は1967年、クナイトラ県マジュダル・シャムス村生まれ。

1983年にイスラエル軍によって逮捕され、釈放されたものの、1985年に再逮捕され、イスラエル国内で12年にわたって投獄されていた。

1997年に釈放された後は、捕虜逮捕者支援委員会を設立、1998年には人民議会議員に選出され、内閣のゴラン占領地局長を務めた。

サーリフ元議員は、アイン・ティーナ村の自宅にいるところを、マジュダル・シャムス村のイスラエル占領地側からイスラエル軍の発砲を受けて死亡した。

サーリフ元議員は2011年以降、アイン・ティーナ村の自宅で度々イスラエル軍の発砲を受け、暗殺未遂に遭っていた。

AFP, October 16, 2021、ANHA, October 16, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 16, 2021、Reuters, October 16, 2021、SANA, October 16, 2021、SOHR, October 16, 2021などをもとに作成。

(C)青山弘之 All rights reserved.

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