親体制派ウェブサイト「スナック・シリアン」によると、現在、トルコへの密渡航を支援するサービスを提供する複数の業者が、SNS上で多数の広告を出しているのが確認できるという。
彼らの提供する密渡航には、安全が保障された「軍事ルート」とそうではない「民間ルート」の2通りが存在し、(業者への接触段階から渡航の完了段階に至るまで)顧客は男女間で厳格に分離されているという。
アレッポからイスタンブールへの密渡航の費用は、国境のトルコ兵への賄賂を介した「許可を得た渡航」が4,000ドル、逮捕のリスクを伴う「隠れた渡航」が3,000ドルであるとのこと。
イドリブからトルコへの「軍事ルート」による密渡航には4,200ドルかかるが、多くの場合、イドリブ・トルコ間の国境が「より簡単」であることから、もっとも最良かつ人気のある経路であるという。
また同サイトの特派員による「渡航希望者が犯罪の容疑が掛けられていたり、司法当局やシリア当局によって出頭が求められている人物であった場合、渡航は可能か」という問いに対して、「ある密輸業者の妻」は以下のように回答した。
渡航希望者がアレッポで密渡航用の車に一度乗り込むと、彼はその後どの検問所やどの地点においても降りることはありません。目的地である交換ポイントまで直接向かうのです。そこでは渡航者の個人情報の提示や、個人データの再確認が求められることはありません。
Snack Syrian.com, October 18, 2021などをもとに作成。
(C)木戸皓平 All rights reserved.
ナハールネット(11月21日付…
イドリブ県では、テレグラムの「…