ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、10月29日に難民322人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民311人(うち女性93人、子供158人)、ヨルダンから帰国したのは11人(うち女性3人、子供6人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は717,822人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者321,568人(うち女性96,640人、子ども163,716人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,254人(うち女性118,923人、子ども202,084人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,810,701人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は947,102人(うち女性284,221人、子供482,722人)となった。
**
一方、国内避難民の新たな帰宅はなかった。
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は103,687人(うち女性40,319人、子供33,794人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,372,283人(うち女性422,878人、子供677,560人)。
Ministry of Defence of the Russian Federation, October 30, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
ロシア当事者和解調整センターの…
ロシア当事者和解調整センターの…
イエメンのアンサール・アッラー…