ロシア・シリア両軍がトルコ占領地に面するハサカ県タッル・タムル町近郊で初の合同軍事演習、米主導の有志連合戦闘機は熱気球を放ち高高度で飛行しないようロシア軍に警告(2021年10月31日)

ハサカ県では、ANHA(10月31日付)によると、シリア政府と北・東シリア自治局の共同支配下にあり、トルコ占領下のいわゆる「平和の泉」地域に面するタッル・タムル町近郊でロシア・シリア両軍の陸空軍が合同軍事演習を行った。

同地での軍事演習は今回が初めて。

シリア人権監視団によると、合同軍事演習が行われたのは、M4高速道路沿線のアブドゥルアズィーズ山からタッル・タムル町近郊に至る地域。

合同演習時には、米主導の有志連合軍の戦闘機複数機が飛来し、熱気球を放ち、同地上空を高高度で飛行しないようロシア軍戦闘機に対して警告した。

AFP, October 31, 2021、ANHA, October 31, 2021、al-Durar al-Shamiya, October 31, 2021、Reuters, October 31, 2021、SANA, October 31, 2021、SOHR, October 31, 2021などをもとに作成。

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