ロシア国防省は、合同調整センター所轄の難民受入移送居住センターの日報を公開し、11月7日に難民304人が新たに帰国したと発表した。
このうちレバノンから帰国したのは難民291人(うち女性88人、子供148人)、ヨルダンから帰国したのは13人(うち女性4人、子供7人)。
これにより、2018年7月18日以降に帰国したシリア難民の数は720,589人となった。
内訳は、レバノンからの帰還者324,194人(うち女性97,430人、子ども165,055人、ザムラーニー国境通行所、ジュダイダト・ヤーブース国境通行所、ダブスィーヤ国境通行所、クサイル国境通行所、タッルカルフ国境通行所を経由して帰国)、ヨルダンからの帰国者396,395人(うち女性118,965人、子ども202,157人、ナスィーブ国境通行所を経由して帰国)。
43カ国で難民登録したシリア人の数は6,813,318人。
なお、ロシアがシリア領内で航空作戦を開始した2015年9月30日以降に帰国した難民の数は949,869人(うち女性285,053人、子供484,134人)となった。
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一方、国内避難民8人が新たに帰宅した。
ダイル・ザウル県サーリヒーヤ村の通行所を経由して帰宅したのは8人、ヒムス県南東グラーブ山のジュライギム通行所を経由して帰還したのは0人、イドリブ県の「緊張緩和地帯」から帰宅したのは8人だった。
グラーブ山通行所経由の帰還者のうち、米主導の有志連合が占領するヒムス県タンフ国境通行所一帯地域(55キロ地帯)に面するヨルダン北東部のルクバーン・キャンプから帰国した難民は8人だった。
これにより、
2019年1月以降に帰宅した国内避難民の数は104,484人(うち女性40,792人、子供33,883人)に、2015年9月30日以降に帰宅した国内避難民の数は1,373,080人(うち女性423,351人、子供677,649人)となった。
Ministry of Defence of the Russian Federation, November 8, 2021をもとに作成。
(C)青山弘之 All rights reserved.
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